Official user guide
機能マニュアル
画面上の全機能について、押すと何が起きるか、どう組み合わせるか、何が保存されるかを説明します。
12章すべてを表示中
1. 画面と基本操作
初回起動時は1600×1200 pxの白い背景と、透明な「レイヤー 1」が開きます。編集対象は青く選択されたレイヤーです。
- 左側:ファイル、ツール、前景色・背景色、ブラシ径、ズーム。
- 上側:Undo/Redo、編集・画像・レイヤー・色・表示メニュー、選択中ツールの設定。
- 中央:キャンバス。Apple Pencilまたは1本指で編集し、2本指で表示を移動・拡大縮小・回転します。
- 右側:レイヤー、描画、色調、効果、履歴。閉じた場合は右上のパネルアイコンで戻します。
選択範囲が残っている間、描画、消去、塗り、グラデーション、効果は原則として選択内だけに作用します。意図せず編集されないときは、上部の「解除」を確認してください。
表示言語
初期設定は「自動」です。端末の優先言語が日本語なら日本語、それ以外なら英語になります。左上の「LUMISELA Photo」をタップし、日本語表示では「自動」「日本語」「英語」、英語表示では「Automatic」「Japanese」「English」から選べます。左右パネル、ツール設定、各メニュー、アプリ情報を含む画面全体が再起動なしで切り替わります。選択は次回起動後も保持され、「自動」に戻すと端末設定へ追従します。
アプリ情報から開く公式サイト、マニュアル、サポート、プライバシーポリシーも選択中の言語に合うページを開きます。アプリ情報とサポートは、アプリ名の右隣にあるⓘボタンから開けます。
最短の制作手順
- 左の「開く」または「ファイル」で画像を開く。
- 元画像を残すなら、透明な上レイヤーへ描くかレイヤーを複製する。
- 描画、選択、色調、効果を行う。
- 編集原本を「編集保存」の
.lumiselaで保存する。 - 完成画像をPNG、JPEG、TIFFまたはPSDで書き出す。
2. 開く・保存・ファイル形式
| 左のボタン | 結果 | 注意 |
|---|---|---|
| 開く | 写真ライブラリの画像を新しいキャンバスとして開き、背景+透明レイヤーを作る | 現在の書類を置き換える |
| ファイル | Filesから一般画像、RAW、PDF、PSD、LUMISELA Photo書類を開く | 対応外はエラーを表示 |
| 画像+ | 写真を現在の書類へ新規画像レイヤーとして追加 | キャンバスは置き換えない |
| レイヤー | 透明な通常レイヤーを追加 | 描画・合成用 |
| 文字 | 編集可能なテキストレイヤーを追加 | 内容・書体・位置を後から変更可 |
| PNG | 透明度を保った完成画像 | レイヤーは統合 |
| JPEG | 高品質JPEG | 透明部分は白、レイヤーは統合 |
| TIFF | 透過対応16bit RGBA TIFF | 高精度な受け渡し向け |
| PSD | 8bit RGBのレイヤー保持PSD | Adobe固有機能は完全互換でない |
| 編集保存 | .lumisela の編集可能な原本 | 本アプリの機能を最も完全に保持 |
読み込み
- PNG、JPEG、HEIF/HEIC、TIFF、GIF、BMP、WebPなど、iOS Image I/O対応画像。
- iOSが現像できるカメラRAW。対応レンズではレンズ補正を使います。
- PDFは1ページ目だけを白背景へラスタライズします。
- PSDはRGB 8/16bitのピクセルレイヤー、グループ、マスク、クリッピング、位置、表示、不透明度、対応ブレンド、ICCを読みます。
.lumisela。旧名称時代の.velora/.chromatrellisと旧版の.prismaも読み込み可能。
PSDで保持されるもの
ピクセルレイヤー、グループ名、マスク、クリッピング、レイヤー位置、表示、不透明度、対応ブレンド、ICCを保持します。文字、ベクター、レイヤー補正、効果、Live Stroke、スタイルは見た目を保ってピクセル化します。調整レイヤーは合成プレビューへ反映しますが、独立したPSD調整レイヤーにはしません。
PSB、CMYK、32bit、スマートオブジェクトなどは対象外です。他アプリへ渡すときはPSD、LUMISELA Photoへ戻して編集する原本には .lumisela を推奨します。
自動復元
変更後約1.5秒、バックグラウンド移行時、終了時に端末内へ復元データを保存します。起動時は最新と1つ前のバックアップを確認します。重要な作品は「編集保存」でも保存してください。
3. キャンバスと表示
- 2本指ドラッグ:表示移動。レイヤー自体は動かしません。
- 2本指ピンチ:25〜800%で拡大縮小。
- 2本指回転:表示だけ回転。書き出し結果は回転しません。
- 左の拡大/縮小:段階ズーム。倍率表示を押すと表示をすべてリセット。
表示メニュー
グリッド表示、ガイド/グリッド/端へのスナップ、グリッド間隔25/50/100/200 px、太さ0.5/1/1.5/2/3 px、濃さ15/25/40/60/85%、グリッド色を設定できます。横/縦ガイドは中央に追加され、ドラッグ移動できます。グリッドとガイドは書き出されません。
画像メニュー
- キャンバスサイズ:画像を拡縮せず枠だけ変更し、レイヤーを中央基準で配置。
- 画像の拡大・縮小:キャンバスと全レイヤーをリサンプル。
- 内容で切り抜き:全レイヤーの不透明内容を囲む最小範囲へ詰める。
- 任意角回転:0.5°刻み。欠けない外接サイズへキャンバスを広げる。
- 水平/垂直反転、90°右/左:書類全体に作用。
最大は1辺12,000 px、合計64,000,000画素です。大きすぎる読み込み画像は縦横比を保って縮小されます。
4. 左側の全ツール
移動
キャンバスの見え方を移動・拡大・回転します。上部スライダーで表示角を数値変更し、回転だけ/表示全部をリセットできます。レイヤー位置は「変形」で変更します。
変形
「通常」は選択レイヤーを移動・拡縮・回転、「遠近法」は4隅を別々に動かします。「変形適用」で確定、「リセット」で未確定内容を破棄します。
選択
矩形、楕円、投げ縄、輪郭へ寄る磁気選択、タップ地点から連続する近似色を取るファジー、離れた同系色も取る色域があります。置換/追加/削除/交差で既存選択と合成します。
ファジー/色域は「しきい値」が大きいほど広く選び、「なめらか」で境界をアンチエイリアスします。全選択、反転、解除、消去、不透明部分から選択、2/4/8/16 pxの拡大・縮小、2/4/8/16/32 pxのぼかし、自然/髪・細部/硬い輪郭の境界調整ができます。
パス
タップでアンカー、ドラッグで曲線ハンドルを作ります。点をスムーズ/直線化/削除でき、選択へ変換、境界線描画、塗り、編集可能なベクターレイヤー化が可能です。図形は長方形、角丸、楕円、多角形、星です。
ブラシ/消しゴム
ブラシは前景色で描画し、消しゴムは透明化します。マスク編集中はブラシ=隠す、消しゴム=表示を戻すです。通常/Live/効果の違いは次章にあります。プレビューと確定結果はキャンバス外へ表示されません。
グラデーション
前景色から背景色へドラッグ描画します。線形、双線形、放射、四角、円錐(対称/非対称)、螺旋。反復なし/のこぎり波/三角波。不透明度5〜100%。
複製/修復
ソース未設定時の最初のなぞりは元位置の設定で、2本目から結果が出ます。「ソース解除」で取り直します。整列はなし/整列/重ね合わせ/固定。修復は複製元の形を使いながら周囲の色・明るさへなじませます。
明暗筆/ぼかし筆
明暗筆は覆い焼きで明るく、焼き込みで暗くします。ぼかし筆はぼかし/シャープを局所適用します。どちらも強さ5〜100%、サイズ2〜500 pxです。
塗り
選択があれば範囲全体、なければタップ地点からつながる近似色を前景色で塗ります。しきい値が大きいほど色差を広く許します。
色取得
合成表示上のタップ位置の色を前景色へ設定します。
切抜き
残す範囲をドラッグして枠・ハンドルで調整し、「切り抜き適用」で全書類を詰めます。「キャンセル」で破棄します。
補正/効果
右パネルの「色調」または「効果」へ移動するショートカットです。
5. ブラシ・Live Stroke・効果ブラシ
| 描き方 | 結果 | 描いた後 |
|---|---|---|
| 通常 | 画像レイヤーへ画素として直接確定 | 履歴以外では線単位に再編集不可 |
| Live | 座標・筆圧・速度・筆設定を専用レイヤーへ保持 | 現在の筆、色、太さを再適用。最後の線を削除 |
| 効果 | ストロークを非破壊効果の範囲マスクとして保持 | 種類、強度、最後の線を変更 |
効果ブラシ9種
明るく、暗く、鮮やか、色を抜く、暖色、寒色、ぼかし、光彩、モザイク。強度は5〜100%で、描く前も、作成済みの効果レイヤーを選んだ後も調整できます。
ブラシ設定
- サイズ2〜500 px、不透明度5〜100%、強さ、流量。
- 筆先は丸/四角/ダイヤ。硬さ、角度、縦横比、間隔。
- 散らばり、散らばり量、フェード、手ブレ補正、ストローク内で濃度を累積する重ね塗り。
- 前景色/背景色の入替、黒/白への初期化。
プリセットとダイナミクス
ペイント16種:エアブラシ、平筆、丸筆、剛毛、硬い消しゴム、ノイズ、グラデーション絵筆/鉛筆、にじみ、油彩、しぶき、テクスチャ、草木など。スケッチ6種:青ペン、柔らかい消しゴム、なめらか/細字インク、柔らかい鉛筆、鉛筆です。
ダイナミクスは、基本、筆圧で濃さ、筆圧で太さ、ペン風、鉛筆風、鉛筆の濃淡、グラデーション色、描くほど薄く細く、速度で薄く細く、遠近感の10種。対応iPadとApple Pencilでは筆圧を利用します。
カスタムブラシ
- 保存:現在の全ブラシ設定を端末へ保存。
- 素材:選択画像レイヤーからグレースケール筆先と代表色を生成。
- 読込/共有:単体ブラシを
.lbrushで受け渡し。旧.vbrush/.ctbrushも読み込み可能。 - Pack:ブラシ、素材色、レイヤースタイル、効果レシピを
.lpackで受け渡し。旧.vpack/.ctpackも読み込み可能。
6. レイヤー、マスク、スタイル
一覧操作
上の行ほど手前です。タップで選択、目で表示切替、名前をダブルタップで変更、約0.3秒長押し後に上下ドラッグで並べ替えます。複製、削除、1段上下、下と結合、画像の統合、グループ化/解除に対応します。
通常と調整
通常レイヤーは画素を持つ描画・画像用です。調整レイヤーは画素を持たず、下にある合成結果へ非破壊の色調補正を加えます。
不透明度・ブレンド・クリッピング
不透明度0〜100%。ブレンドは通常、乗算、スクリーン、オーバーレイ、比較(暗/明)、差、加算、ソフト/ハードライト、覆い焼き、焼き込み/リニア、除外、減算、除算、色相、彩度、色、明度、粒状抽出/結合、リニア/ピン/ビビッドライトの25種です。
「下の透明部分にクリップ」は現在レイヤーを直下の基準レイヤーの不透明部分だけへ表示します。調整レイヤーでも作用範囲を同様に限定できます。
マスク
「+」で白いマスクを追加し、鉛筆アイコンで編集します。白=表示、黒=非表示。マスク編集中はブラシで隠し、消しゴムで表示を戻します。ゴミ箱はマスクだけを削除します。
背景削除
外周に接する色を基準に背景候補を透明化します。許容差8〜140は削除色の広さ、境界0〜8 pxは柔らかさです。AI物体認識ではないため、似た色の被写体はマスクで仕上げます。
レイヤースタイル
境界線の幅・色、影の色・不透明度・ぼかし・X/Y位置、光彩の色・不透明度・広がりを非破壊で設定し、まとめてリセットできます。
7. テキストとベクター
テキスト
内容、サイズ8〜400 px、色、左/中央/右揃え、太字、斜体、下線、字間-10〜50、行間0〜200、X/Y位置、キャンバス中央配置を後から変更できます。
書体はシステム、ヒラギノ角ゴ、ヒラギノ明朝、Helvetica、Avenir、Georgia、Courier、Times、Marker Felt、Snell。.lumisela では文字として保持し、PSDや画像では見た目をピクセル化します。
ベクター
長方形、角丸、楕円、多角形、星、カスタムパス。塗り色、線色、線幅0〜100、角丸0〜300、頂点数3〜20、パスの開閉を変更できます。カスタムパスは「アンカー編集」でパスツールへ戻せます。ベクターデータは .lumisela で保持します。
8. 色調補正
通常レイヤーではそのレイヤーだけ、調整レイヤーでは下の合成結果へ非破壊で作用します。数値表示をタップするとその項目だけ初期値、「リセット」で全項目を戻します。
- ヒストグラム、露出-2〜+2 EV、明るさ、コントラスト0.25〜4倍、彩度0〜2倍、色相、色温度3000〜9000K。
- レベル:入力黒点/白点、ガンマ0.1〜3、出力黒点/白点。
- トーンカーブ:RGB全体またはR/G/B。空白タップで点追加、中間点を上下端外へドラッグで削除。
- カラーバランス:シャドウ/中間調/ハイライト別のシアン↔赤、マゼンタ↔緑、イエロー↔青。輝度保持あり。
- 色相・彩度:全体、赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタ別の色相・明度・彩度と、隣接色域の重なり。
色メニューの直接処理
脱色は輝度/ルーマ/明度/平均/値の5方式。ほかに階調反転、自動ホワイトバランス、自動コントラスト伸長、平滑化(ヒストグラム均等化)、前景色または白を透明度へ変換できます。これらは選択レイヤーの画素へ確定するため、必要なら先に複製してください。
9. 25種の効果(フィルター)
- 画像を持つ通常レイヤーを選び、右の「効果」を開く。
- 効果をタップするとライブプレビューと強度スライダーが出る。
- 同じ効果をもう一度タップ、または「キャンセル」でプレビューを解除。
- 強度を決め「追加」。適用後もオン/オフ、強度、削除を変更可能。
- 選択範囲があれば、その範囲も効果と一緒に保持。
| 効果 | 何が起きるか/スライダー |
|---|---|
| セピア/モノクロ/ノワール/色反転 | 色調変換。スライダーは元画像との混合率 |
| ビネット | 周辺の暗さ |
| コミック | 漫画調の輪郭・階調。混合率 |
| モザイク | 約2〜60 pxのブロックサイズ |
| ブルーム | 明部の光のにじみ量 |
| シャープ | 輝度輪郭の強調量 |
| ぼかし | 約1〜30 pxのガウスぼかし |
| ポスタリゼーション | 約16〜2段階へ減色 |
| エッジ検出 | 輪郭強度 |
| 結晶化 | 約3〜40 pxの多角形セル |
| アンシャープマスク | ぼかし差分によるシャープ量 |
| モーション/ズームぼかし | 一方向へ約1〜50 px/中心から放射状に流す量 |
| 渦巻き | -360〜+360°程度のねじれ |
| エンボス | 明暗差を凹凸状へ。混合率 |
| 新聞印刷 | 約3〜16 pxの網点サイズ |
| ノイズ散布 | ランダム粒子の量 |
| 万華鏡 | 約2〜12分割の対称反射 |
| しきい値 | 白黒二値化の境界明度 |
| メディアン | 点状ノイズを周囲の中央値でならす。混合率 |
| 明部を拡張/暗部を拡張 | 明るい/暗い領域を約1〜10 px広げる |
11. 操作の組み合わせ
写真の一部だけを後から調整できるぼかし
- 選択ツールで範囲を作る。
- 効果→ぼかし→量を調整→追加。
- 適用済み欄で強度変更、無効化、削除。
人物からはみ出さずに色を重ねる
- 人物レイヤーの上へ通常レイヤーを追加。
- 「下の透明部分にクリップ」をオン。
- Liveで描き、後から筆や色を変更。
元画像を壊さず全体の色を整える
- 調整レイヤーを追加。
- 色調で露出、カーブ、カラーバランス等を調整。
- 不透明度かマスクで作用量・範囲を限定。
写真から独自画材を作る
- 素材画像レイヤーを選択。
- 描画→素材。
- 生成ブラシと素材色でLive描画。
.lbrushまたは.lpackで共有。
12. 制限、トラブル対処、窓口
よくある確認
- 描けない:画像を持つ通常レイヤー、表示状態、残った選択範囲、マスク編集状態を確認。
- 効果が追加できない:調整レイヤーではなく画像レイヤーを選ぶ。調整レイヤーは「色調」で編集。
- 効果の強さ:選択直後のライブプレビュー欄と、追加後の適用済み欄の両方で調整可能。
- クローン/修復が出ない:1本目はソース指定。2本目から描画。
- ブラシが外へ見える:ビルド6以降はプレビューをキャンバス内にクリップ。古い版は更新。
- メモリ不足:画像を縮小、不要レイヤーを統合、他アプリを終了。統合前に編集保存。
現在の対象外
AIオブジェクト除去、生成塗りつぶし、CMYK編集、PSB、32bit PSD、スマートオブジェクト、動画、複数ページPDF編集には対応していません。
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